女と男のいる舗道(ジャン=リュック・ゴダール フランス 1962年)
舞台女優を志すナナは、夢を叶えるため夫と子供を置き去りにして家を出てしまう。夫の説得に応じずレコード店で働きながら自活するが、やがて家賃を支払えなくなり、アパートの鍵を取り上げられてしまう。管理人室にこっそり侵入して鍵を取り返そうとするも失敗し、映画館に足を運んで『裁かれるゝジャンヌ』を見ながら涙を流す。その後、生活に困窮したナナは、娼婦が立つ舗道で声を掛けてきた男に体を売ってしまう──
ジャン=リュック・ゴダール監督が12章構成で綴る名作ドラマ。女優志望の女性の転落を、ゴダールの最初の妻でミューズでもあったアンナ・カリーナが無機質に体現する。ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞。
■出演
アンナ・カリーナ、サディ・レボ、ブリス・パラン、アンドレ・S・ラバルトほか
■出演
アンナ・カリーナ、サディ・レボ、ブリス・パラン、アンドレ・S・ラバルトほか