迫りくる死の恐怖──命を懸けた死神とのチェス対決に息を呑む名匠イングマール・ベルイマン監督の問題作『第七の封印』

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迫りくる死の恐怖──命を懸けた死神とのチェス対決に息を呑む名匠イングマール・ベルイマン監督の問題作『第七の封印』

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  1. 第七の封印(イングマール・ベルイマン  スウェーデン 1956年)

第七の封印(イングマール・ベルイマン  スウェーデン 1956年)

ペストが蔓延する中世ヨーロッパ。10年にわたる十字軍遠征を終えた騎士アントーニウスは、従者ヨンスを連れて故郷への帰途についていた。彼らが浜辺で眠れぬ夜を過ごしていたところ、黒いマント姿の死神が現れる。死を恐れたアントーニウスは、時間稼ぎのため死神にチェス対決を挑み、対決に勝てば自分を解放するよう要求する。夜が明けるとアントーニウスは勝負を中断し、故郷を目指して荒れ果てた祖国を放浪する。

イングマール・ベルイマン監督が世界的な評価を得た1950年代を代表する傑作。生死を懸けた死神と騎士のチェス対決を通じて、“神の存在”という深遠なテーマを描き出す。カンヌ国際映画祭の審査員特別賞を受賞。

■出演
マックス・フォン・シドー、グンナール・ビョルンストランド、ビビ・アンデショーン、ニルス・ポッペほか

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