人間の罪と贖罪を問う復讐劇──世界に衝撃を与えた名匠イングマール・ベルイマンの代表作『処女の泉』

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人間の罪と贖罪を問う復讐劇──世界に衝撃を与えた名匠イングマール・ベルイマンの代表作『処女の泉』

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  1. 処女の泉(イングマール・ベルイマン スウェーデン 1960年)

処女の泉(イングマール・ベルイマン スウェーデン 1960年)

16世紀のスウェーデン。敬虔なキリスト教徒である豪農テーレの娘カーリンは、ある朝寝坊してしまい、召使のインゲリと二人で教会へ向かう。道中でインゲリといさかいを起こしたカーリンが一人で森を歩いていたところ、貧しい3人の羊飼いに襲われ、殴り殺されてしまう。その後、羊飼いたちは一夜の宿を求めてテーレの家を訪れる。羊飼いたちが持つカーリンの服を見て悲劇を悟った妻は夫に事実を告げ、テーレは復讐を決意する。

娘を陵辱され殺された父親の復讐を、イングマール・ベルイマン監督が冷徹に映し出す。黒澤明『羅生門』の影響を受けた人間ドラマ。アカデミー外国語映画賞、カンヌ国際映画祭特別賞と国際映画批評家連盟賞を受賞。

■出演
マックス・フォン・シドー、ビルギッタ・ペテルスン、グンネル・リンドブロム、ビルギッタ・ヴァルベルイほか

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