失業した夫婦に希望は訪れるか?名匠アキ・カウリスマキが味わい深いユーモアを交えて描く人間賛歌『浮き雲』

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 失業した夫婦に希望は訪れるか?名匠アキ・カウリスマキが味わい深いユーモアを交えて描く人間賛歌『浮き雲』

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  1. 浮き雲(アキ・カウリスマキ フィンランド 1996年)

浮き雲(アキ・カウリスマキ フィンランド 1996年)

ヘルシンキ。レストランの給仕長イロナと市電運転士ラウリは、裕福ではないが穏やかな生活を送っていた。しかしある日、ラウリがリストラの対象となり、イロナも店の買収に伴って、ともに仕事を失ってしまう。ラウリは長距離バス運転手の職を得るが、耳の検査で異常が見つかり失職。一方イロナも皿洗いの仕事を見つけるが、給料未払いのまま店が閉店する憂き目に。そんな中、イロナが元同僚からレストランの開店を持ちかけられる。

アキ・カウリスマキ監督がフィンランドの厳しい現実と労働者の過酷な実態を描いた“敗者三部作”の第1作。失業からの再出発というシビアなテーマを扱いつつ、オフビートなユーモアを散りばめて爽やかな後味を醸す。

■出演
カティ・オウティネン、カリ・ヴァーナネン、エリナ・サロ、サカリ・クオスマネンほか

(C) Sputonik OY

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