怒りの日(1943)(カール・テオドア・ドライヤー デンマーク 1943年)
1623年のノルウェー。初老の牧師アプサロンと若き後妻アンネの夫婦が平穏に暮らしていたところ、夫婦のある秘密を知る老女が逃げ込んでくる。しかし老女は捕まり、魔女裁判にかけられ火刑に処される。その後、アプサロンの前妻との一人息子マーチンが神学の勉強を終えて帰郷し、アンネと親密な関係になる。そんな中、アプサロンがアンネと言い争いになった末に急死。アンネは彼を死に至らしめた魔女として告発される──
魔女狩りが横行していた時代の複雑な人間模様を、カール・テオドア・ドライヤー監督が人物の表情に陰影を加えたモノクロームの映像美で印象的に描き出す。ヴェネチア国際映画祭審査員特別表彰を受賞。
■出演
トルキル・ロース、リスベット・モーヴィン、アンヌ・スビアキア、シグリ・ニーエンタムほか
■出演
トルキル・ロース、リスベット・モーヴィン、アンヌ・スビアキア、シグリ・ニーエンタムほか